機能性表示食品メモ

気になる!機能性表示食品

機能性表示食品はアレルギーがあっても利用できる?購入時のチェックポイントを解説!

機能性表示食品は、スーパーやドラッグストアなどでも広く販売されています。このような食品を利用する際には、体にどんな影響があるかが気になる人もいるでしょう。食品にアレルギーがある人は、とくに不安が大きくなるかもしれません。

今回は、機能性表示食品を購入するときにチェックしておきたい5つのポイントを紹介します。

l-92乳酸菌は機能性表示食品なのか


チェックポイント1「届出番号」

「機能性表示食品」と記載された商品を購入するときは、パッケージなどに届出番号の表示があるかどうかを確認しておきましょう。機能性表示食品として商品を販売するためには、科学的根拠に基づく機能性、安全性に関する情報を消費者庁に申告して、届け出の手続きをしなければなりません。

このような手続きを経た食品には、消費者庁から届出番号が発番されます。番号が記載された商品は、消費者庁でしかるべき手続きがされていると判断できるわけです。万が一、届出番号の表示が見当たらないときは、機能性表示食品の手続きがされていない可能性があります。

こういった商品は、機能性や安全性についての情報が確認しにくいため、アレルギーの有無に関係なく、安易に購入するのは避けたほうが無難です。機能性表示食品は、「トクホ」の名称で知られる特定保健用食品と同じく、消費者庁が定める保険機能食品のひとつです。

ただし、この2つは性質が少し異なります。届出制の機能性表示食品は、「事業者の責任で機能性をアピールしている商品」という点を押さえておく必要があるでしょう。

チェックポイント2「原材料名」

食品にアレルギーがある人にとって、原材料名はとくに重要なチェックポイントです。

機能性表示食品の原材料名は、一般の食品と同じくパッケージの裏面などに記載されていることが多いです。自分のアレルゲンを把握している人は、購入する前に問題の成分が含まれていないかどうかをよく確認しておきましょう。

機能性表示食品にも、小麦やピーナッツといったアレルギーの原因になりやすい成分が含まれているケースは多々あります。このような成分を含む商品は、パッケージなどにしかるべき方法でアレルゲンの表示がされているのが一般的です。

「機能性表示食品だから」という理由で、原材料名を確認せずに購入してしまうのは避けましょう。通常、機能性表示食品は、事業者によって安全性の評価や調査が行われています。ただし、アレルギー反応が起こらないかどうかは事業者でも把握しきれないのが現状です。

アレルギーは、その人の体質や体調によって症状が出たり出なかったりすることが多いですよね。安全性が高いとされる食品でも、場合によってはアレルギー反応が出る場合もあるわけです。

チェックポイント3「摂取についての注意書き」

機能性表示食品のパッケージには、商品を摂取するときの注意書きもいくつか記載されています。購入する際には、このような注意書きの内容もひと通りチェックしておくのがおすすめです。アレルギーが心配な人は、1日当たりの摂取量の目安や摂取の方法などをとくに注意してみておきましょう。

機能性表示食品は、商品ごとに1日当たりの摂取量の目安があります。こういった目安の量を超えて食品を摂取してしまうと、体調不良などを招くケースもあるかもしれません。「この商品は病気の治療や予防を目的としたものではありません」や、「体調に異変を感じたときは、摂取をやめて医師に相談してください」などの注意書きも、購入前によく読んでおきましょう。

機能性表示食品は、あくまでも食品であるため、薬のような効果は期待できません。体調に不安があって機能性表示食品を利用したい場合は、医師や薬剤師に相談してから購入するかどうかを決めるのがベストでしょう。サプリメントなどの成分が凝縮された商品を利用するときは、とくに慎重に判断する必要があります。

この他、食生活についての注意書きもチェックしておきたい部分です。機能性表示食品のパッケージによく記載されているのが、「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に」などの文章で始まるコメントです。商品の効果につい頼りがちな人は、こういった注意書きの内容を心に留めて、普段の食事のバランスにも気を配りましょう。

成分の効果に期待が大きくなってしまうと、食事の内容が疎かになってしまう可能性があります。

チェックポイント4「栄養成分表示」

栄養成分表示も、事前にチェックしておきたいポイントです。機能性表示食品の場合も、他の食品と同じく、エネルギーや脂質、タンパク質などの含有量がパッケージに記載されています。ダイエット中の人、病気で食事制限中の人などは、このような表示を見て体に影響がないかどうかを確認してから、購入を決めましょう。

機能性表示食品に含まれる栄養成分は、商品ごとにそれぞれ異なるのが一般的です。同じような機能を謳った商品を比較するときは、栄養成分表示を参考にして自分に合っているかどうかを判断すると良いかもしれませんね。

栄養成分表示の近くには、機能性関与成分の量も併せて表示されているケースが多いです。

通常、機能性関与成分は1日当たりの目安量をもとに算出されています。パッケージに記載された目安の量を摂取したときに、どのくらいの効果が期待できるかを知りたい場合は、機能性関与成分の量を参考にしてみましょう。

チェックポイント5「問い合わせ先」

機能性表示食品を購入するときは、パッケージに問い合わせ先の電話番号が記載されているかどうかも見ておくと安心です。問い合わせ先がわかっていれば、商品について知りたいことがあるときにすぐに電話をかけて質問ができますよね。

実際に機能性表示食品の利用を始めると、他の食品との食べ合わせや摂取量などについて聞きたいことがでてくる場合もあります。医師や薬剤師に聞くまでもないちょっとした疑問などは、このような窓口への問い合わせで解決できる可能性が高いです。

安心して商品を利用するためにも、相談窓口の連絡先は事前に把握しておきましょう。


機能性表示食品は商品の特徴を理解して上手に活用しよう

さまざまな機能を謳った機能性表示食品は、商品の特徴を十分に理解したうえで上手に日常生活に取り入れていくことが大切です。

アレルギー体質の人は、ここで紹介したチェックポイントなどを参考にして、慎重に商品を選ぶのがおすすめです。自分に合った商品を正しく利用して、機能性表示食品を健康維持に役立ててみましょう。

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